4月10日、ベトナム国防省傘下の携帯通信大手であるベトテル(Viettel)は、ハノイ市のホアラックハイテクパーク内でベトナム最大のデータセンターを開業した。
データセンターの床面積は21,000m2、電力容量は30MW、6万台のサーバーと2400以上のラックが設置されている。ISO 27001およびPCI-DSSのネットワーク情報セキュリティ基準にも準拠している。ネットワークオペレーションセンター(NOC)を通じて、データセンター全体の情報セキュリティを24時間365日監視している。
同施設はエネルギー管理基準、環境影響管理基準、労働安全衛生管理基準などのグリーン認証を取得しており、電力消費量の30%を再生可能エネルギーで賄うことをコミットしている。香港上海銀行(HSBC)によってグリーンクレジットの対象として認定されている。
現在、Viettelはハノイ市、ダナン市、ホーチミン市、ビンズン省に集中する総床面積81,000m2以上、総電力容量86MW以上(11,500ラック相当)の14のデータセンターを運営している。
ベトテルの会長兼CEOであるTao Duc Thang氏によると、ベトテルはデータセンターへの投資を継続し、2025年まで17,000ラック、2030年まで34,000ラックに規模を拡大する予定だ。