2024年1〜4月期において、対ベトナム海外直接投資(FDI)の実行額は前年同期比7.4%増で、過去5年で最高となった。
ベトナム統計総局によると、2024年1月〜4月期において対ベトナム海外直接投資(FDI)は前年同期日4.5%増の92億7000万ドルに達した。
認可された新規投資プロジェクトは966件あり、投資総額が71億1000万ドルで、それぞれ前年同期比28.8%増と73.2%増と著しく伸びている。業界別をみると、加工製造業への新規投資額は約50億ドルで、全体の約70.2%も占めている。最大の投資国はシンガポールで、投資総額の36.4%となる。次に、香港、日本、中国、トルコ、台湾が挙げられている。
認可された増資案件は345件あり、追加投資金額が同期比25.6%減の12億3000万ドルだ。海外投資家による株式購入は902件あり、その金額が同期比70.1%減の9億2960万ドルだ。
1〜4月期のFDI実行額は同期比7.4%増の62億8000万ドルにも達し、過去5年で最高となった。うち、加工製造業の実行額は49億3000万ドルで、全体の78.5%を占めている。
一方で、ベトナム企業が海外で活躍し、投資証明書を得た投資プロジェクト数は36件あり、投資総額が同期比29.8%減の9億8300万ドルだ。増資案件は3件あり、追加投資期額が同期比95.7%減の58万ドルにとどまる。