ベトナム電気自動車(EV)メーカーのビンファスト(VinFast)は5月末に、フィリピンのEV市場に参入する計画を発表した。
ビンファストはこれに先立ち、インドネシアやタイへの進出を発表した。フィリピンは2024年上半期で、同社が進出する東南アジア3カ国目となる。
5月31日にフィリピンのマニラでメディア向けに、6月1~2日に一般向けにブランド発表イベントを開催する計画だ。イベントでは、電気自動車「VF e34」、「VF 5」、「VF 7」、「VF 9」や電動二輪車6モデル、電動自転車「VF DrgnFly」など、様々なEVモデルを見学・体験することができる。また、「VF e34」、「VF 5」、「VF DrgnFly」電動自転車の試乗体験も提供されている。
VinFastは、モダンで若々しいデザインとスマートな機能を備えた高品質の電気自動車、電動二輪車、電動自転車の総合的なラインナップをフィリピンの顧客に紹介し、多様な商品と高品質の電動化体験を提供する。フィリピン全国規模のディーラー網を確立することで、ガソリン車から電気自動車への迅速な移行を促進することを目指している。
これまで主要市場と位置されている米国、カナダ、ヨーロッパ以外に、ビンファストはインド、インドネシア、タイ、中東などのアジア諸国やアフリカにも積極的に進出している。