世界最大の電気自動車(EV)メーカーの中国BYDはベトナムで50カ所のショールームを展開する計画。6月中に、15カ所が正式オープン。
6月、EV世界一の中国BYDはベトナムに15カ所のショールームを設ける。また、2024年に、ハノイやハイフォン市、ダナン市、ホーチミン市など、ベトナム全国に合計50カ所のショールームを展開する計画だ。
初期段階で、SUVのAtto3、小型ハッチバックのDolphin、セダンのSealを含む3つの純電気自動車(BEV)をベトナム市場に投入する。いずれもタイやマレーシア市場で非常に人気の高いモデルだ。
また、24年第4四半期までに、セダンのBYD Han、ハイブリッドモデルのSeal LionとSUVのTangを含む3車種をベトナム市場に送り出す計画だ。
BYDアジア太平洋自動車部門総責任者によると、同社はベトナムが大きな可能性を秘めた重要な市場だと考え、全国の20省・市に代理店を展開することを検討している。なお、充電ステーション建設に投資せず、地元のパートナーと協力する予定だと述べた。
2023年、BYDは157万台の純電気自動車と140万台のプラグインハイブリッド車の販売台数を記録し、EV世界一になった。タイとマレーシア市場参入1年目で、EV市場をそれぞれ40%と44%を占めた。タイに進出した18か月後、同国におけるEV生産工場の建設を完成させた。