国際通貨基金（IMF）はこのほど、2024年4月の世界経済見通し（WEO）レポートを発表しました。
その中でIMFは、2024年のベトナムの実質GDP成長率予測を5.8%に据え置く一方、2025年の予測を2023年10月の報告書の6.9%から6.5%に下方修正。さらに、IMFはベトナムの2025年から2029年までの長期予測を引き下げた。
本レポートによると、IMFはまた、2024年の消費者物価は前年の3.3％を上回る3.7％上昇し、2025年には3.4％に低下すると予測。2024年の経常収支黒字は大幅に減少し、2023年のGDP比5.1%から2.3%になると予測。この収支は今後も減少を続け、2025年にはGDP比2%に。
IMFの予測では、2024年のベトナムの失業率は2023年から0.1％ポイント微増の2.1％。2025年には失業率は2％に下方調整される。
本レポートの中でIMFは、ベトナムが低所得開発途上国（LIDC）のグループから外され、新興・中所得経済国（EMMIE）のグループに入ったことを述べている。
