2024年3月27日、日越関係を「アジアと世界における平和と繁栄のための包括的戦略的パートナーシップ」に格上げする共同声明と、過去20年間にわたる日越共同イニシアティブの8つのフェーズの実施を通じて達成された成果を踏まえ、ベトナム計画投資省は在ベトナム日本国大使館および日本経済団体連合会傘下の日越経済委員会と連携し、新時代の日越共同イニシアティブ第1フェーズの立ち上げ会議を開催した。
2003年4月に開始された日越共同イニシアティブは、ベトナム政府と日本政府の特別な協力関係を象徴するものである。日本の投資家とベトナムの関係省庁・部門との間に政策対話の場を設けることで、日越共同イニシアティブはベトナムにおける透明性が高く円滑な投資・ビジネス環境の構築に貢献している。また、ベトナム当局に対し、法律や政策を改善するための政策提言も行っている。
20年以上にわたり、日越共同イニシアティブは8つのフェーズを完了し、594項目中497項目が予定通り成功裏に完了した。
ベトナム計画投資省によると、新時代における日越共同イニシアティブの第1フェーズは、①アジアにおけるゼロ・エミッション社会の推進、グリーントランスフォーメーション（AZEC/GX）、②イノベーションとデジタルトランスフォーメーションの促進、③裾野産業の育成と質の高い人材の育成を含むサプライチェーンの強化、④投資環境改善のためのメカニズム改革などの主要課題に焦点を当てる。
両国はまた、2024年3月から2025年10月までの19ヶ月間に予定されている、新時代における日越共同イニシアティブの第1フェーズの実施スケジュールについても合意した。これには、2024年12月の中間レビュー会合と、2025年10月の新フェーズ実施の成果を評価するハイレベル会合が含まれる。
