台湾のレンリ・インダストリアル(仁利)はベトナム北部クアンニン省に、自動車部品や金属製品の製造工場を建設する計画。
レンリは同工場を建設するために、クアンニン省「アマタシティ・ハロン工業団地」(=Song Khoai 工業団地)での3ヘクタールの土地使用権を取得した。
新工場は2023年第4四半期に着工され、2024年6月から操業開始の予定だ。600人の労働者に加え、40〜50人の外国人専門家を雇用する。
「アマタシティ・ハロン工業団地」はタイのアマタ(Amata Corporation PCL)により投資・建設されている。敷地面積が714ヘクタールで、投資総額が3兆5000億VND(約210億円)を上回る。本プロジェクトは5段階で実施され、2026年までに完了する見込みだ。
2023年年初から、当案件を含め6件の新規投資案件を誘致した。クアンニン省は第1四半期に、スウェーデンのAutoliv Asia ROH社による総額1億5400万ドルの自動車エアバッグ工場の投資案件、および韓国のサムソン(三松)による総額1030万ドルのシートベルト製造工場の投資案件という2件を承認した。6月に多摩川精機および精密鋳造部品メーカーのキャステムに、7月に機械加工・切削加工のパーツ精工に対して投資登録証明書を授与した。
また、これに先立ち、太陽光パネルの中国ジンコソーラー(晶科)は同工業団地に位置する総額7億5000万ドル超の新工場を開設した。
一方で、同工業団地への投資を調査・検討中は10社あり、土地の賃貸面積が100ヘクタールにのぼる。したがって、2023年度の登録資本金は10億ドル近くに達する見込みだ。
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