精密鋳造部品メーカーのキャステムはベトナム北部クアンニン省「アマタシティ・ハロン工業団地」(=Song Khoai 工業団地)に2ヘクタールの土地使用権を取得し、精密機械部品工場を建設する計画だ。

これに先立ち5月末、キャステムの現地法人「キャステムベトナム」は精密鋳造部品の製造・販売に関するプロジェクトの投資登録証明書を受領した。
同プロジェクトは投資総額約1900万ドルで、2段階を分けて建設する予定だ。うち、第1段階は2024年12月までの稼働開始が見込まれ、次の段階は2027年7月までに完成予定だ。第2段階完了後、キャステムの工場は推定で年間640万個の生産能力を持っている。
株式会社キャステムは1948年に創業し、現在はロストワックス精密鋳造部品、セラミック射出焼結部品、金属射出焼結部品など、あらゆる分野に使われている「部品」製造会社だ。ベトナムへの進出前に、フィリピン、タイ、コロンビア、アメリカで海外事業を展開している。
キャステム以外に、多摩川精機も「アマタシティ・ハロン工業団地」に工場新設を発表した。