機械加工・切削加工のパーツ精工は1000万ドルを投じ、ベトナム北部クアンニン省「アマタシティ・ハロン工業団地」(=Song Khoai 工業団地)に1ヘクタールの工場を建設する計画だ。同社は新工場でシャフトブラケットやワッシャー等金属製品の製造・加工・販売を行う。

同工場は日本とアジア市場輸出向け製品を生産し、年間生産能力が40.5トンに達する。2024年初より建設開始し、同年第3四半期より稼働開始する予定だ。
アマタシティ・ハロン工業団地はタイのアマタ(Amata Corporation PCL)により投資・建設されている。敷地面積が714ヘクタールで、投資総額が3兆5000億VND(約210億円)を上回る。本プロジェクトは5段階で実施され、2026年までに完了する見込みだ。
これに先立ち、精密鋳造部品メーカーのキャステムおよび精密機器メーカーの多摩川精機も同工業団地への進出を決定した。
これまで、同工業団地への累計投資額、投資プロジェクト件数は18億ドルと9件に達した。うち、2023年初から、投資登録証明書を付与された新規案件は5件で、使用土地面積および総投資額の合計は24ヘクタールと4.25億ドルとなる。2023年の投資プロジェクト件数および投資総額が14件と12億ドルに引き上げると期待されている。