韓国財閥ヒョースン(暁星)はベトナムで、先端材料やバイオ燃料、ATMの製造などの分野における投資拡大を目指いしている。
10日、ベトナム副首相は韓国財閥ヒョースン(暁星)副会長兼最高経営責任者と面会した。
韓国はベトナムにおける最大のFDI投資国で、約9957件の投資プロジェクトを推進しており、登録投資総額が約870億ドルにも達する。投資金額からすれば、ヒョースンは韓国投資家の中、サムスンとLGに次ぐ第3位にある。2007年にベトナムに進出し、これまで原材料や繊維、化学薬品、産業用電気システムなど様々な分野に40億米ドル以上を投資している。
ヒョースン副会長兼最高経営責任者のイー・サン・ウン氏によると、同社の韓国にある製造工場の大半は既にベトナムに移転された。最近、南部バリアブンタウ省に投資総額7億3000万ドルの炭素繊維工場を建設する計画を進めている。当工場は先端素材と環境に優しいバイオブタンジオール製品の開発・製造に特化する。
今後の事業拡張計画について、生産投入財向けの優遇税制やATMの製造事業拡大、ベトナム銀行システム改善などに関して提案した。特に、ATMの製造で世界3位にある同社は、ベトナムでATMの製造工場を建設することを検討中。ホーチミン市ハイテクパークに大規模なデータセンターを設立する計画も明らかにした。