自転車大手の台湾・ジャイアント(捷安特)はビンズオン省に総額1億2000万ドルの新工場を建設。これは同社のビンズオン省における第2工場となる。
21年、ジャイアントは約6000万ドルを投じ、ビンズオン省のベトナム・シンガポール II 工業団地において自転車組立工場を建設した。年間生産能力は自転車100万台に達する。
ビンズオン省は自転車用品のサプライチェーンが比較的充実している。今後の成長機会を考慮に入れ、ジャイアントは工場を新設し事業拡張を決定した。新工場はビンズオン省ベトナム・シンガポール III 工業団地に位置し、投資総額が1億2000万ドルに達する見込み。
同社の主要輸出市場は米国および欧州諸国だ。なお、東南アジア諸国へ輸出する場合、優遇税率が適用されている。これもベトナムで工場を新設する一つの理由となる。