メイコはハノイ工場に3億ドル追加投資し、第4工場を新設する。プリント基板と関連製品の生産性向上を狙っている。

ハノイ工業輸出加工区管理委員会が発行した投資証明書によると、プリント基板大手のメイコはハノイ工場に3億ドル追加投資した。
当工場はハノイ西部の「タック タート・クオックオアイ工業団地」に立地し、2007年に着工された。当初の投資総額は3億ドルで、2021年に5億ドルに増資された。今回の増資を含め、投資総額は8億ドルに及んでいる。プリント基板(PCB)の設計・製造、電子部品の基板実装、電子機器の組立に特化する。
今回の資金は第4工場の新設に充てられる。第4工場の敷地面積は約1.4ヘクタールだ。稼働開始すると、ハノイ工場の総生産能力を大幅に拡大する。具体的に、毎年、PTH基板を216万㎡(現120万㎡)、BU基板を132万㎡(現72万㎡)、銅インゴットを960トン(現530トン)生産できる。さらに、産業用機械や自動化装置の加工・製造・組立という新事業を展開する。
これに先立つ24年4月、同社は北部ホアビン省でプリント基板工場を着工した。これは同社のベトナムで5件目のプロジェクトとなる。第一期の投資総額は2億ドルで、第二期に3億ドルの追加投資が予定されている。
プリント基板以外に、同社は北部ハイズオン省で電子部品工場を運営している。月間生産能力は150万個に達する。