人生や仕事において、能力のある人は常に多くの選択肢を持っています。そして、その選択肢を広げる鍵が「自己投資」です。「最も効果的な投資は自己投資である!」と、本書「会社では教えてもらえない 一気に伸びる人の自己投資のキホン」の著者、安井元康氏は断言しています。

金融分野で成功を収めた実業家である安井元康氏は、自己投資は無駄な行動ではなく、成功を収めるための究極の戦略であると強調しています。彼は、大きな人生の変化は自己価値を高めることから始まると信じています。彼の言葉によれば、「向上心のある人は、まず自己投資から始める」
本書の特筆すべき点の一つは、自己投資における原則です。
・全力で働くこと。
・具体的かつ明確な計画を立てること。
・信頼を築くこと。
こうも述べています。
「自己投資はすぐに成果を生むわけではありませんが、5年から10年という長期的な視点で見れば、あなたの価値は飛躍的に向上するでしょう」
本書では、自己成長を図るための具体的な方法についても提案しています。本を通じた学び、英語の習得、仕事での経験の積み方などが挙げられており、これらは特に、キャリアの土台をしっかりと築きたい人に適しています。著者は、効果的に学ぶことの重要性を強調しています。
さらに、真の人間関係を築く方法についても触れています。ただ優秀な人を探すだけでなく、まず自分自身が魅力的な存在になることで、他の優れた人々を引き寄せることができると述べています。
最後に、本書は極めて重要なメッセージを提示しています。それは、「誰もが1日24時間を持っているが、成功と失敗の違いは、行動を起こすかどうかにかかっている」ということです。
自己改善の旅を始めるきっかけやモチベーションを探している方は、ぜひこの本を読んでみてください。
文/ブイ・リン
名古屋工業大学大学院卒業後、 (株)パロマに入社。生産ラインの改善、 生産ラインの立ち上げ ・ 管理、 品質管理等のさまざまな業務を経験し、 2021年9月、 ベトナムに帰国。 ベトナム製製品の品質向上を目指し、 中小製造業企業向けの 「日本式品質保証システム構築」 コンサルタントとして活動している。