製造業ニュース 2023年11月03日08:53

ベトナム10月の鉱工業生産指数、前月比5.5%増  生産復調が続く

ベトナム10月の鉱工業生産指数(IIP)は前月比と前年同期比それぞれ5.5%、4.1%の伸びを記録し、生産活動の復調を示している。

ベトナム10月の鉱工業生産指数、前月比5.5%増  生産復調が続く

ベトナム統計総局によると、生産活動は引き続き回復の傾向を見せている。10月の鉱工業生産指数(IIP)は前月比5.5%増、前年同期比4.1%増となる。うち、加工製造業、鉱業、電力業、給水及び一般廃棄物処理は前年同月比それぞれ4.9%、5.7%、5.6%、5.2%増加した。

1〜10月期の鉱工業生産指数は前年同期比0.5%の微増となる(2022年同期は8.9%増)。加工製造業は同0.5%増(22年同期9.5%増)、電力業と給水及び一般廃棄物処理は同2.6%と5%増加した。一方で、鉱業は前年同期比▼3.2%減となる。

基幹産業の動向

10月期のIIPが前年同期比著しく上昇した主要産業として、ゴム・プラスチック製造業(9.5%増)、タバコ製造業(9.1%増)、機械設備を除く金属製品製造業(8.7%増)、金属鉱業(6.3%増)、食料品産業(6.1%増)、化学品産業(5.9%増)、給水産業(5.3%増)が挙げられている。

一方で、モータービークル産業(▼4.1%減)や他の輸送用機器産業(▼7.3%減)、石炭・石油鉱業(▼4%減)等の主要産業は10月期のIIPが前年同期比低下した。

全国の63省のうち、1〜10月期のIIPが前年同期比上昇したのは49省ある。その原因は加工製造業や電力業の好調だ。一方で、IIPの低下は加工製造業、電力業および鉱業の低迷に起因すると指摘されている。

製品カテゴリー別では

砂糖+35%、タバコ+9%、テレビ+8.9%、人口繊維+8.3%、圧延鋼材+7.2%、粗鉄鋼+5.8%などは前年同期比大幅に伸びた。

一方で、成長が落ち込んだのは自動車▼16.9%、携帯電話▼11.4%、棒鋼・山形鋼▼9.9%、バイク▼9.2%、セメント▼4.7%、石油▼4.3%などが挙げられている。

工業系企業で働く労働者数

2023年10月1日時点の工業系企業で働く労働者数は前月同時点比1%増、前年同時点比1.4%低下した。

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Công thương / Translator: Thùy Trang
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