ドイツ包装メーカーのクイックパック社は南部ロンアン省工場に3000万ユーロ増資し、生産能力を倍増させる計画だ。
南部ロンアン省の東南アジア工業団地の開発・運営会社ドンタムグループ社と独クイックパック社(QuickPack)は、敷地賃貸契約書を締結した。
クイックパックは3000万ユーロの追加投資を行い、既存工場を6万平方メートル拡張する計画だ。新工場は2025年に着工され、欧州・北米・豪州市場向けの高級品の製造に特化する。これは同社の東南アジア地域における最大規模の食品用包装材の製造工場となる。
クイックパックは2017年にベトナムに進出し、年間輸出量を当初の50TEUから2000TEUに引き上げた。新工場の開設で、生産能力の倍増を狙っている。2025年、合計3500TEUの貨物を欧州・北米・豪州市場に輸出することを目指している。