企業紹介 2022年10月10日14:55

「日本品質をベトナムで」高精度の単品部品加工を一貫生産

「日本品質をベトナムで」高精度の単品部品加工を一貫生産

1個から量産まで対応

  愛知県で、自動車、半導体、航空機向けの治工具、専用機部品などを製作している、創業20年の大野精工㈱が、ベトナム、ロンアン省の工業団地に進出したのは、2013年のことであった。いくつかあげられた候補地の中でベトナムに決定したのは、本社での研修において、ベトナム人の勤勉さと素直さが認められたことと、ベトナムの経済成長への期待が大きかったからである。

 「日本品質をベトナムで」をコンセプトに、高精度の単品部品加工をベトナムで一貫生産できる体制を実現し、1個から量産まで対応する。汎用フライス、汎用旋盤、5軸マシニング、NC旋盤、ワイヤーカット、平面研磨、円筒研磨など幅広い設備と、三次元測定機、工具顕微鏡、最新のハイトゲージなど、充実した設備を保有している。

 「品質は信頼」がモットーで、QCD(Quality、Cost, Delivery)における顧客満足をめざしている。責任を持って一点一点丁寧に検査し、近々ISOを取得する。見積もり回答、加工回答は一両日中、短納期は3日から10日、エアーで発送と、スピードも重視している。独自の生産管理をクラウド上に構築し、ベトナムはもちろんのこと、日本本社からもアクセスできることで、管理体制を徹底している。

 代表取締役のファン ビン ユーン氏(35)は、日本本社で5年技術研修を受け、創業者である大野孝久会長の考え方に感銘を受け、ベトナムに進出できないかと直談判した。その熱意が買われ、自らも一部出資し、大野精工ベトナム㈱を立ち上げた。「日本で学んだ技術をベトナムで最大限に活用し、国境を越えたものづくりで、人材育成を行ってゆきたい」と語る。

 大野会長から多くのことを学んだと話すユーン社長は、技術畑ながら、経営、営業と一人で何役もこなす。流暢な日本語は、特に学校に通ったわけではなく、日本のテレビで独学した。将来はグローバルな人間になるようにと、2人の子供たちの英語教育にも熱心だ。

社内教育と福利厚生も充実

 現在、80人いる社員の90%は高卒である。CSRの一環として、ホーチミン市7区の小学校に文具や授業料を寄付しており、費用が工面できず大学に進学できない生徒たちを積極的に採用しているのも、社内での教育体制が整っているからだ。

 大野精工本社への2年間の転籍制度を設けており、努力次第では日本で研修を受けることができる。一年に賞与が2回、毎年の昇給もある。稼ぐ仕組みができているからこそ、「家を建てる」という目標を、社員たちは持つことができるのだ。

 社員たちの結婚式への参列、出産祝いなども欠かさない。社員全体の1/3ぐらいが女性で、出産に係る働き方に関しては、本人の希望を尊重している。慰安旅行は毎年行っており、2年目からは1人、3年目からは2人と、家族同伴も認められている。サッカー大会の開催や社員食堂などの福利厚生がしっかりしており、社員同士のコミュニケーションが取れているのも、会社設立当初、社員とのコミュニケーションに苦労したという、ユーン社長の体験が根底にあるようだ。

 2019年10月までは、100%本社からの受注のみだったが、タイ、インドネシアへも独自に営業活動を始めた。今後はベトナム国内、ASEAN諸国にとどまらず、アメリカやメキシコなど、欧米も視野に入れてゆく。

お問い合わせ先:

OHNOSEIKO VIETNAM CO.,LTD.

Lot S-2, Road 7, Long Hau IP, Can Giuoc Dist, Long An Province

Tel:+ 84-28-3873-4967 Fax:+ 84-28-3873-4968  Email:ohnovn@ohnoseiko.com.vn

URL:http://www.ohnoseiko.com.vn/

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