SONG CONG DIESEL LIMITED COMPANY(DISOCO)は、ベトナムで長年活動する多業種の機械加工企業だ。DISOCOでは、数千種に上るさまざまな部品の設計から金型製作、鋳物・鍛造物の製造、精密機械加工、熱処理、表面処理、そして組立・仕上げまでを社内で行うことができる。
インタビュー
アルミニウムやマグネシウムといった軽金属を素材としたダイカスト製品の生産を主力とする筑波ダイカスト工業株式会社(東京都北区)は1951年の創業。ベトナム市場への進出は早く、1997年より操業を開始している。折しもベトナムがドイモイ(刷新)政策を強力に推し進め、工業化が一気に進み始めた時期と重なる。以来、約30年の時が流れ、現地法人ツクバ・ダイキャスティング・ベトナム株式会社(TDV)は3つのダイカスト工場を持つまでに成長した。ベトナム市場でも進む電気自動車(EV)化の流れなどを背景に、さらなる躍進を目指す。
悩み:今年2月に『エミダス』のウェブ版(https://emidas-magazine.com/ja)が開設されてから読者になりました。今、日本で働いているのですが、ベトナムで就職できないだろうかと考えています。いちばん不安なのが「自分の年齢でも大丈夫なのかどうか」です。今年55歳になりました。この歳だと働き口はない、ですよね?(日本在住・力石さん・55歳)
大野精工ベトナムは治工具、専用機部品、試作品などの業界向け精密機械部品のメーカーであり、CNCフライス盤 (Brother、Okuma、Akira)、5軸マシニングセンター (Fanuc)、CNC旋盤(Okuma)、ワイヤーカット(Mitsubishi、Fanuc)などの最新の機械を使用して、鋼、アルミニウム、ステンレス鋼、銅などのさまざまな材料を加工している。現在、同社の製品の8割は愛知県にある親会社に輸出されており、残りの 20%は国内市場で販売、または米国などの他の市場に輸出されている。
独自開発の「光技術」をベースにマシンビジョン事業を展開する株式会社モリテックス(横浜市)は2022年にベトナム市場に進出。北部バクニン省にあるVSIPバクニン工業団地に現地工場を構え、翌23年2月から量産を開始した。
近年、EV(電気自動車)は世界中の自動車ユーザーから注目を集めている。ベトナムでもEV充電スタンドの設置が増えており、EV利用者は増加傾向にある。コスモ計器は50年以上にわたって発展させてきたエアリークテストの技術と知見を活かし、EV生産の増加に対応するため、エアリークテスターの新製品「EVシリーズ」を開発した。本稿ではその優れた機能について紹介する。