中国電動バイク大手のTAILGはベトナム北部フンイエン省工場を稼働開始した。年間生産能力は35万台に達する見込みだ。
2023年、中国電動バイク大手のTAILGはベトナム市場に進出し、電動バイクの「TAILG Nolan」、「TAILG Iris」および「TAILG Doris」モデルの完成車を輸入・販売した。環境保護を支えるかつ多様なモビリティ・ニーズに対応できる商品を提供することで、幅広い顧客層を狙っている。
12日、同社は北部フンイエン省工場を竣工し、稼働開始した。当工場は敷地面積が4ヘクタールで、年間生産能力が電動バイク35万台に達する。これは同社の第10工場となる。
TAILG副社長によると、「当社は東南アジア市場全体の成長加速に向け、ベトナム工場の現地化推進に取り組んでいく。」と述べた。同社は今後、海外市場でのさらなる事業拡張を図っている。
TAILGは2004年に中国深センに設立された。電動バイクのフレームや電気駆動システムをはじめ主要部品を社内で設計・製造を行う。世界中に10カ所の生産拠点および3万カ所の販売網を構えている。年1500万台の電動バイクを出荷し、約90か国に製品を提供している。