ドゥインシス(Dowooinsys)の工場建設プロジェクトは昨年6月にタイグエン省自治体に認可された。
ドゥインシスの新工場はベトナム北部タイグエン省の「ソンコンII工業団地」に位置。面積4.5ヘクタールで、投資総額は6000万ドルに達する。電子部品の組立・加工に特化した当工場は年間1560万個の生産能力を見込む。
操業開始後、約350人の労働者を雇用する予定だ。
韓国ドゥインシスは2010年に設立され、ディスプレイ産業向けガラス製品の開発・供給会社だ。折り畳み式OLEDディスプレイ用の超薄型ガラスカバーを開発し、韓国最大財閥サムスン傘下のサムスンディスプレイにSchott UTGガラスを提供している。2019年、サムスンディスプレイは同社株の27.7%を取得し、筆頭株主になった。
タイグエン省は2023年1~10月期、30件のFDI(海外直接投資)プロジェクトを新規認可し、登録資本金が計2億200万ドルとなる。これまで、太陽光パネルの中国トリナ―ソーラーやサムスン電機などを含め、200件以上のFDIプロジェクトを誘致してきた。