1〜9月期の輸出入総額は前年同期比16.3%増。電子製品グループは輸出総額の最大割合を占め、1000億ドルに近づいている。

ベトナム税関総局によると、9月において、ベトナムの輸出入総額は658億ドルで、前月比8%減少している。内訳として、輸出額は前月比9.9%減の340億5000万ドルとなる一方、輸入額は5.9%減の318億6000万ドルにとどまっている。貿易収支は22億9000万ドルの黒字だ。
2024年1~9月期の輸出入総額は5784億7000万ドルに達し、前年同期比16.3%増加した。輸出額は15.4%増の2996億3000万ドルにのぼった一方、輸入額は2788億4000万ドルで17.3%増となった。貿易収支は207億9000万ドルの黒字を記録した。
主要な輸出製品である電子製品や機械設備、農林水産物、鉱物燃料は引き続き好調に推移している。
台風11号ヤギがベトナム北部に甚大な被害を与え、貿易活動を混乱させたことは9月の輸出入鈍化の原因として指摘されている。なお、香港上海銀行(HSBC)のよれば、台風11号の悪影響にもかかわらず、2024年のベトナム経済成長率を6.5%と予想している。