ベトナムIT最大手FPT傘下のFPTソフトウェアは、産業用人工知能(AI)開発を手がけている米アイトマティックと戦略的協力関係を締結。
両社は業界の専門知識を最適に活用するために、ビジネスをサポートするAIソリューションを推進するというビジョンを共有したうえで、本提携を進めている。
アイトマティックのOpenSSA(Open-source Small Specialist Agents、オープンソースの小規模専門エージェント)技術は、あらゆる知識を「パッケージ化」し、スマート・アシスタント・システムを構築する。よって、エネルギー最適化からコールドチェーンにおける予知保全まで、様々な分野にカスタマイズされたAIアシスタントを提供できる。
一方で、FPTソフトウェアは同社の顧客ネットワークに、アイトマティックのOpenSSA技術を使用したaiVA™ツールを紹介する。このツールは業務の実際状況に基づき、複雑なワークフローに対するソリューションを提供できる。したがって、効率性と柔軟性を高める。
世界28か国に事業を展開しているFPTソフトウェアと、アイトマティックの強固な業界ネットワークは互いに補完し合い、強力な戦略的提携を構築すると期待されている。これは、FPTソフトウェアの世界的な地位を強化する一環ともなる。
シリコンバレーに本社を置くアイトマティックは、産業用ジェネレーティブAIの草分け的な企業の一社だ。産業分野の難解な知識を実用性の高いAIソリューションに変換することに注力している。現在、aiVA™やOpenSSAの活用で業界別に適したAIソリューションを、世界中の中小企業に提供している。
FPTソフトウェアは世界28か国に事業を展開しており、人工知能(AI)やロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)、クラウド・コンピューティング等を手掛けている。現在、フォーチュン500に入っている100社近くを含む1000社以上にサービスを提供している。