ベトナムの電気自動車(EV)メーカーのビンファスト(VinFast)は、首都ハノイで開催された「VinFast – For a Green Future」展示会で同社の初の電動自転車を発表した。したがって、同社はEV専業メーカーへの転換戦略を始動してから僅か18カ月で包括的な電気モビリティエコシステムの構築を完了した。

参考展示されたモデルは満充電で60㎞走行可能。通常のアシストモードと電動モードの切り替えが簡単にできるため、実際の走行可能距離が更に伸びる可能性がある。本体サイズは1,695 x 690 x 1,040mm 、シートの高さが760㎜となる。特に、顧客が自分なりにカスタマイズできるよう、同社は複数のカラーオプションおよびアクセサリーを提供する。新製品の価格は未公表。
ベトナムでは、ビンファストは電動自転車にスマート機能を搭載する唯一のメーカーだ。ユーザーは同社の電動自転車専用アプリを通じ、ナビゲーション機能や運転モード管理機能、事故自動緊急通報装置などのスマートサービスにアクセスできる。
同展示会で、EVの「VF3」、「VF6」および「VF7」モデルのお披露目も行われた。
ビンファストはEV専業メーカーへの転換戦略を始動してから僅か18カ月で、ベトナムにおける最も包括的な電気モビリティエコシステムの構築を完了した。現在、電動自転車、電動二輪車、電気自動車、電動バス、電気タクシーを含む幅広い製品カテゴリーを取り扱っている。