ビジネスニュース 2024年07月26日03:28

ベトナム、2024年の経済成長率目標を6.5~7%に上方修正

ベトナム政府は、2024年の経済成長率目標を6〜6.5%から6.5〜7%に上方修正した。

ベトナム、2024年の経済成長率目標を6.5~7%に上方修正

経済専門家によると、2024年の経済成長率目標7%は、輸出入活動や国内消費におけるポジティブな指標により達成可能であるという。

具体的には、2024年上半期の輸出入総額は3,685億ドルと推定され、前年同期比で15.7%増加した。このうち輸出高は1,901億ドルで同14.5%増、輸入高は1,784.5億ドルで同17%増となった。

国内消費に関しては、今年1〜6月期の商品小売売上高と消費者サービス売上高の合計(現行価格)は、前年同期比8.6%増と推定されている。これは経済の購買力が回復し続けていることを示している。さらに、新世代の自由貿易協定(FTA)もポジティブなシグナルをもたらし、国内経済成長に貢献している。

これらの原動力と並んで、外国直接投資(FDI)も今年上半期の経済状況の明るい点である。統計によると、2024年上半期の登録FDI総額は約152億ドルに達し、前年同期比13.1%増加した。

さらに、中央経済管理研究所(CIEM)がこのほど発表した「2024年上半期のベトナム経済と通年の見通し」報告書によると、ベトナムの経済成長は域内の他国と比較して相対的にプラスである。世界経済の不確実性が続き、ベトナムが2024年上半期に提示された現在の政策努力を維持すると仮定すると、通年のGDP成長率は6.55%に達すると予測されている。世界経済が改善すれば、GDP成長率は6.95%に達する可能性がある。しかし、高成長シナリオを達成するには、新たな成長ドライバーを刺激する必要がある。

CafeF / Translator: Hoang Giang
シェア

今すぐ登録すると、さらに詳細な情報が閲覧できます。