2024年第3四半期、ベトナム鉱工業は好調な成長を記録、付加価値が前年同期比9.59%増加した。
ベトナム商工省傘下計画財政局の局長によると、ベトナム鉱工業は2024年第3四半期にも好調な成長を遂げ、付加価値が前年同期比9.59%増となっている。
1〜9月期、鉱工業部門の付加価値総額は前年同期比8.34%増加した。うち、加工製造業は9.76%の伸び率を記録し、ベトナム経済の主要な成長ドライバーとしてGDP成長率を2.44%ポイント増加させた。電力業および水供給・廃棄物処理部門の付加価値総額はそれぞれ前年同期比11.11%、9.83%増となった一方、工業は7.01%減少した。推定GDPは前年同期比6.82%増だ。
台風11号ヤギの影響で、9月の購買担当者景気指数(PMI)は前月の52.4から47.3ポイントに低下した。鉱工業生産指数(IIP)は前月比0.2%減、前年同期比10.8%増となった。
1〜9月期のIIPは前年同期比8.6%増加した。加工製造業のIIPは前年同期比9.9%増となった。特に、ベトナム63省のうち、IIPの伸びを記録したのは60省ある。
1〜9月期において、加工製造業の消費指数は前年同期比12.5%の成長率を達成した(2023年同期は0.6%増にとどまった)。在庫率は9月30日時点で前月比5.2%増、前年同期比8.5%増だった(23年同時点の在庫率は19.4%増)。平均在庫率は23年の85.3%から76.8%に低下した。生産と消費の両方に回復が見える。