ビジネスニュース 2024年06月01日14:03

対ベトナム海外直接投資、5月に既存案件の追加投資額が急増

1〜5月期の対ベトナムFDI は約110億7000万ドルに達した。5月、既存案件の追加投資額は前月の2.8倍と急増。

対ベトナム海外直接投資、5月に既存案件の追加投資額が急増

5月、既存の海外直接投資(FDI)案件への追加投資額は8億ドルを超えた。2024年4月の2.8倍で、3月比72%増、2月の4.1倍で、1月の3.6倍と急増した。1~5月期の累積追加投資額は前年同期比8.7%減となるものの、減少幅が1~4月期に比べ縮小している。

1〜5月期の新規認可案件数と登録投資額はそれぞれ前年同期比27.5%増の1227件、50.8%増の79億4000万ドルとなり、良い兆しを示している。FDI実行額も約82億5000万ドルにのぼり、前年同期比7.8%増、直近5年で最高となる。一方で、外国人投資家による拠出資本・株式購入金額は前年同期比68.2%減の10億5000万ドルにしかとどまっていない。

地域別では、全国63省のうち、海外投資家は47省・市に投資を行っている。南部バリアブンタウ省は対ベトナムFDI総額の13.8%相当の15億2000万ドル超を誘致し、前年同期の約12倍で、トップとなっている。次に、ハノイやバクニン省、ホーチミン市、ドンナイ省、クアンニン省等が挙げられている。

国別では、シンガポールは1~5月期で29億2000万ドルの投資を行い、全体の36.8%を占め、最大のFDI投資国だ。次は香港(12.1%)、日本(11.9%)、中国(11.7%)、トルコ(9.2%)、台湾(6.5%)等だ。

部門別では加工・製造業への投資額は53億7000万ドル超で、FDI総額の約67.7%を占める。2位にある不動産事業は18億3000万ドルを誘致し、FDI総額の23.1%を占める。

VnEconomy / Translator: Thùy Trang
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