企業紹介 2023年11月15日10:18

タンロン大学 産学連携を推進し、優秀な人材を社会に供給

ベトナム初の私立大学であるタンロン大学は1988年に設立された。多分野、多職種、応用指向の教育というビジョンを掲げ、優秀なグローバル人材を育成する同大学は、日本との教育プログラムや国際協力活動も数多く実施しており、日系企業からの注目度も高い。ベトナムで優秀な人材を求める企業にとって、タンロン大学とのつながりは非常に有効なものとなっている。

タンロン大学 産学連携を推進し、優秀な人材を社会に供給

多分野、多職種、応用指向の教育

 DX(デジタルトランスフォーメーション)と自動化が進む現代においても、適切な人材は企業の独自性を生み出す重要な要素である。しかし、ベトナムでは教育機関の人材育成において、教育機関と雇用主との結びつきを欠くことがあり、企業の実際のニーズと卒業後の人材の知識やスキルとの間にミスマッチが生じている。

ベトナム初の公立以外の大学であるタンロン大学は1988年12月15日、ホアン・スアン・シン教授(理学博士)によって設立された。ホアン教授は、人材が企業の核心的な問題に対する答えであることを理解していた。タンロン大学は国内において教育の質の高い大学の一つであり、ベトナムの持続可能な発展に貢献できる、市場や企業のニーズに適した優秀な人材を育成している。

現在、5つの学部があり、情報技術、経済、外国語、社会・人文科学、マルチメディアコミュニケーション、観光、健康科学、応用音楽など様々な分野にわたり28の専攻がある。学生は自分の興味やキャリア目標に合わせて数百の異なるコースから選択できる。タンロン大学は、多分野、多職種、応用指向の教育というビジョンで絶えず教育の質を向上させ、専攻を多様化させ、社会と世界のますます複雑化するニーズに応えている。

タンロン大学では教員チームの育成にも力を入れている。教員は常に世界の先進的な教育動向に合わせた知識のアップデートを行い、また、社会に良い人材を提供するために雇用主のニーズの把握に努めている。学生や研修生は、大学での学習や研修の過程で、教員と直接議論したり、質問したりすることができる。

最先端の実習環境を提供

学生に最高の学習環境を提供することを目的に、タンロン大学は現代の教育トレンドに合わせて建設された。建物は利便性と創造性を最大限に引き出すよう設計されている。教室、図書館、研究室、コンピュータールームには、学生や講師の学習・研究をサポートする最新の設備が完備され、教室や実験室にはテクノロジーも導入されている。現代の教育トレンドに対応するため、スタディ・スペースやシミュレーション・ルームは、学生が実践的な練習ができるよう、企業の職場環境に似せて造られている。看護実習教室システム、金融実習センター、コア・バンキング・シミュレーション銀行、ホテル・レストラン実習システム、グラフィック・デザイン実習システム、応用音楽実習システムなどある。

日本との協力活動も実施

 タンロン大学は、日本企業の高まるニーズに応え、日本のビジネス環境でキャリアを積みたい学生に魅力的な機会を提供するため、日本との教育プログラム及び国際協力活動を数多く実施している。例えば、30社の日系企業と協力関係を築き、毎年100~200名の学生が参加するインターンシップ・プログラムを開催している。これらのプログラムを通じて学生は実際の職場環境に触れ、学んだ知識を実践に生かし、将来の仕事に必要なスキルを身につけることができる。日本企業にとっても、専門的な知識を持ち、学ぶ意欲のある若い人材にアクセスする機会があるなど、企業のニーズにも応えることができている。

さらに、タンロン大学は日本の6つの提携校との学生交換プログラムを行っている。学生たちは日本での留学や就労を体験し、日本の文化、言語、就労スタイルを学ぶ機会を得ている。これは、学生がコミュニケーション能力を向上させ、多文化環境に適応し、国際関係のネットワークを広げるのに役立つ。これらの交換プログラムには年間20~50人の学生が参加している。

タンロン大学はまた、日本企業に関するイベントやセミナーを開催している。これは学生にとって、日本の専門家や経営者と出会い、交流する機会となっている。このようなイベントやセミナーは、学生が日本の市場や就職機会についてより深く学ぶのに役立つだけでなく、日本企業との協力やつながりの機会も生み出している。

タンロン大学は、学生にキャリア開発の機会を提供し、学生と企業のニーズを満たし、双方に価値を創造するために、今後も幅広く活動を展開していく。

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