ベトナム電気自動車(EV)メーカーのビンファストはインドネシア・ジャカルタ首都圏デポック市に初の代理店をオープン。
ベトナムEVビンファスト(Vinfast)は地元のギャレリー・セティア・ウタマ社(PT Gallerie Setia Utama)と提携し、インドネシアに初の代理店を設立した。当面、EV「VF 5」と「VF e34」モデルの販売にくわえ、コンサルティングや車両修理サービスを提供している。同社は2024年中、インドネシア主要都市にわたる流通ネットワークの構築に向けて他の代理店との提携も視野に入れている。
これに先立つ3月28日、ビンファストは「VF e34」モデルをインドネシアで販売する計画を発表した。特に、EVバッテリーのレンタルサービスや10年保証制度、バッテリー容量が70%に劣化した場合の無料メンテナンス・交換サービス等、購入ハードルを下げるための施策を多く実施している。
EV充電ネットワーク構築にも注力している。3月、同社の親会社ビン・グループは、ビンファストのグローバル進出を支えるためにEV充電開発の法人「V-GREEN」を設立した。