ベトナムでFPTに次ぐ第2位となるリッケイソフトは住友商事と戦略的資本提携を締結した。
住友商事とベトナムIT大手のリッケイソフト(RikkeiSoft)は戦略的資本提携の締結を発表した。これまでベトナムにおいて小売業、製造業やインフラ開発等に焦点を当て投資を行っている住友商事は、初めてIT業界に出資した。これはベトナムIT業界で、今年最大の出資額となる。
リッケイソフトのタ・ソン・トゥン会長によると、「当社はユニコーン企業(企業価値10億ドル以上)になり、米国でIPOすることを目指している。住友商事との提携はこの計画を加速させる。」と述べられた。
リッケイソフトは2012年に設立され、ハノイに本社を置く。2016年に中部ダナン市で営業所を開設し、日本で法人を設立し事業拡大を進めた。2019年、子会社のリッケイAI、リッケイロボティクスを設立し、社員数が1000人に達した。同社はベトナムのIT業界でFPTに次ぐ第2位にランクインしている。