中国の空調制御・部品トップメーカー・三花(Sanhua)は北部ハイフォン市で第2期工場を稼働開始。
三花は2018年8月、ベトナム北部ハイフォン市に空調用の各種バルブの製造に特化する工場を着工した。第1フェーズに、当工場への投資総額は5000万ドルで、敷地面積が約7000平方メートルとなる。年間売上高は3100万ドルに達している。
2023年、同社は6000万ドルを投じ、ハイフォン工場の第2期工場を建設開始した。敷地面積が13ヘクタールを上回る。空調用の各種バルブにくわえ、ガス容器やセパレーター、コイル等の製造に拡張するための新生産ラインを増設した。
ハイフォン経済区管理委員会によると、同市はこれまで中国系企業による投資プロジェクトを100件以上誘致してきた。それによる投資金額合計は約120億ドルで、同市に対する海外直接投資(FDI)総額の40%超を占めている。中国系企業は5万8000人を雇用し、年間53.4億ドルの輸出高を記録している。