韓国財閥SKグループは半導体メーカーのISCVINAを3億ドルで買収した。同社は北部ビンフック省に工場を構えている。
ベトナムSKの最高経営責任者ハン・ソン・ウォン氏はビンフック省人民委員会のチャン・ズイ・ドン委員長との会談で、半導体メーカーのISCVINAを3億ドルで買収したと発表した。
ISCVINAは韓国の半導体テストソリューションISCが100%出資による現地法人として、2017年に設立された。北部ビンフック省に工場を構え、自動車や部品などに使用される半導体ICチップの製造を専門としている。
SKグループはサムスン、現代自動車に次ぐ韓国第3位の財閥となる。これに先立つ2018年、食品加工大手のMasanから4億7000万ドル相当の株式を購入し、2019年にベトナム最大の民間企業ビンGから10億ドル相当の株式を購入した。他に、薬品大手のImexpharmやPharmacity、ベトナム石油公社 PVOil 等、ベトナムで様々な分野に融資を広げている。