ベトナムEVメーカーのビンファストとビングループ会長のファム・ニャット・ブオン氏が95%を出資するEVレンタカー・タクシー会社のGSMはこのほど、インドネシア最大のテクノロジー企業であるGoToゴジェック・トコペディアと覚書を締結した。
インドネシアのジョコ・ウィドド大統領とベトナムのファム・ミン・チン首相との会談と意見交換の中で、ビンファストとGSMはインドネシアへの投資と協力について両首脳に報告した。
ビンファスト社はインドネシア市場に複数の段階に分けて最大12億米ドルを投資する予定である。一方、GSM社は、インドネシアを潜在的かつ重要な市場と見なしており、同国にも最大9億米ドルを投資する予定である。
さらに、ビンファストとGSMは、インドネシアのGoToゴジェック・トコペディア社と、インドネシアの電気自動車分野で協力する覚書を締結した。
ベトナムの両社は、GoToゴジェック・トコペディア社が運営している輸送オンデマンドサービス「ゴジェック」のドライバーの電気自動車への転換を支援すると同時に、インドネシアの消費者に、環境に優しい電気自動車によるGSMの高い品質のサービスを体験する機会を提供する。ビンファストとGSMは、インドネシア政府が目指す交通排出量削減の目標に強く貢献したいと述べた。
同日、インドネシアのジョコ・ウィドド大統領と両国首脳がベトナムのハイフォン市におけるビンファストの工場を訪問した。