製造業ニュース 2023年08月14日14:46

台湾のODM大手ウィストロン、ベトナムに2450万USDを増資 新規工場建設へ

他社ブランドによる製品を設計・製造する(ODM = Original Design Manufacturing)会社である台湾の緯創資通(ウィストロン)は8月4日、ベトナムでの事業拡大を目的に、新規設立現地法人に2450万USDを投資する計画を発表した。

台湾のODM大手ウィストロン、ベトナムに2450万USDを増資 新規工場建設へ

ウィストロンは、2450万USDを投じて、ベトナムにおいてウィストロン・テクノロジー・ベトナムを新規生産拠点として建設する計画だ。建設が完了すれば、同生産拠点は、米国の半導体メーカーであるエヌビディア(NVIDIA)にグラフィックス・プロセッシング・ユニット(GPU)のサーバーモジュールを提供する工場となる。

これに先立ち2020年、ウィストロンは約3億USDを投じて、ベトナムにおける第一拠点としてウィストロン・インフォコム・ベトナム(Wistron Infocomm Viet Nam)を設立した。同拠点はドン・バンIII工業団地(ハナム省)に位置しており、モニターやコンピューター周辺機器などを製造している。

2001年設立のウィストロンは、台湾に本社を置き、ODMメーカーとしてアジア、北アメリカ、ヨーロッパで事業を展開している。同社は米アップルのiPhoneの主要な生産パートナーの1つである。

CafeBiz
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