2024年1~10月期のベトナム鉱工業生産指数(IIP)は前年同期比8.3%増だ。特に、加工製造業は9.6%増の伸びを記録した。
6日、ベトナム統計総局は24年10月期の鉱工業生産指数(IIP)を発表した。10月のIIPは前月比4%増、前年同期比7%増となっている。内訳として、加工製造業、電力業および給水・廃棄物処理・廃水処理はそれぞれ8.8%増、6%増、6.9%増とプラス成長になる一方、鉱業は10.4%減少している。
1~10月期において、鉱工業生産指数は前年同期比8.3%増と大幅に伸びている(2023年同期は0.5%増だった)。うち、加工製造業、電力業および給水・廃棄物処理・廃水処理はそれぞれ9.6%増、10.3%増、9.5%増となっている。鉱業は前年同期比7.2%減少し、低迷を続けている。
前年同期比著しい成長を遂げている産業として、ゴム・プラスチック製造(26.3%増)、化学品・化学薬品製造業(14.6%増)、二輪車・自動車生産(14%増)、金属成形(11.9%増)、電子製品・コンピュータ・光学製品製造(8.8%増)などが挙げられている。
全国63省のうち、鉱工業生産は59省・市で前年同期比上昇した。
2024年10月1日時点の工業系企業で働く労働者数は前月同時点比1%増、前年同時点比5.7%上昇した。そのうち、国有企業の労働力人口は前月比と前年同期比0.2%増、1.1%増だった。非国有企業はそれぞれ0.8%増、2.9%増。外資系企業はそれぞれ1.2%増、7.1%増だった。