ベトナムの分散型太陽光発電事業者CMEソーラー(CMES)は住友林業と屋根上太陽光発電に関する協業のための合弁契約の調印を発表した。 同社は本協業で、ベトナムにおける屋上太陽光発電の市場拡大およびグリーンエネルギーソリューションの促進を実施する計画だ。
本合弁事業の目標はベトナム全国にわたる屋根置き型太陽光パネルの設置を促進することだ。屋上太陽光発電システムの開発により、従来の発電源への依存軽減や炭素排出量の削減、よりクリーンで持続可能な電力供給など、多くのメリットが見込まれる。住友とCMESは屋上太陽光発電の市場拡大を通じ、ベトナムにおける再生可能エネルギーへの転換を加速させ、世界の気候変動対策に貢献する。
ベトナムは太陽光発電の大きな潜在力を持っている一方、持続可能なエネルギーソリューションへの需要も向上する傾向にある。そのため、再生可能エネルギーへ事業重点を転換している住友林業はベトナムを屋上太陽光発電の主要市場としている。
効率的な事業展開のために、同社はベトナムにおける分散型太陽光発電事業者大手のCMESを合弁パートナーとして選択した。2018年に設立したCMESは屋上太陽光発電設置の実績や経験が豊富で、ESG(環境・社会・ガバナンス)に対する長期的なコミットメントを示している。設立以来、同社はネットゼロに向けて顧客とコミュニティ全体のための炭素排出削減への取り組みを続けている。
両社は2050年までにネットゼロエミッションを達成することを目標に掲げている。