チタンおよびステンレススチールの高品質ゴルフクラブの世界大手メーカーであり、現在世界のゴルフクラブ生産の50％以上を占めているFusheng Precision（復盛應用）は、そのバリューチェーンの重要な生産拠点としてベトナムを選択した。
※本インタビューはエミダスマガジン6月号の特集「測定・検査の省力化 第3回」の一部です。特集全文はこちらからお読みください。
Fusheng Precisionのベトナム現地法人であるVision Internationalは、さまざまな種類のゴルフクラブをヨーロッパ諸国、韓国、日本などに輸出している。同社は5,000人を超える現地労働者の定期雇用を創出し、ビンズオン省の経済社会発展に大きく貢献している。
同社の工場は、多くの国際的な顧客からの厳しい品質要求に従って、生産・組立から塗装、表面処理、製品の仕上げまで行っている。過酷な気象条件など、さまざまな環境下でも常に最高のユーザーエクスペリエンスを提供できるよう、製品の外観や機能（引張強度や防錆など）を徹底的に検査している。この品質管理は、ミツトヨ、DMO、キーエンスなどの有名ブランドが提供する最新の高精度測定器をはじめ、国際ゴルフ協会の基準に基づいて構築された品質管理システムによって徹底されている。
同社では現在、ミツトヨ製の形状測定機12台を使用して、クラブヘッドに加工される溝の品質チェックを行っている。なぜなら、これらの溝は、国際ゴルフ連盟が定める基準に従って、サイズ、深さ、距離の基準を満たす必要があるからだ。ミツトヨの機器は品質と耐久性がよく、業界トップの精度を持ち、さらにアフターサービスや保証・修理も非常に信頼できるものだ。同社は長年ミツトヨのパートナーとして、測定器に何か問題があった場合、ミツトヨは喜んでサポートし、リモートサポートで問題が解決できない場合は、ミツトヨの技術チームが迅速に現場に駆けつけて直接対応する。
パンデミックと景気後退により市場が不安定になる中、消費者は「贅沢」な製品やサービスへの支出を絞る傾向にあるが、同社はまだポジティブな点を見出している。つまり、ゴルフはもはや一部の高所得者層だけのものではなく、誰もが楽しめるものになっているため、Vision InternationalとFusheng Precisionの発展のチャンスはまだまだ高い。検査・測定部門担当のグエン・ダイ・ズオン氏は、次のように語った。
「一般的な状況が再び好転した場合、当社はさらに新しい設備、特に自動測定機能を備えた新世代の測定機への投資を行う予定だ」
Vision International Co.,Ltd
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