ベトナム最大のIT企業であるFPTソフトウェアの日本法人のFPTソフトウェアジャパン株式会社はこのほど、JALグループのIT中核会社であるJALインフォテック(以下、JIT)と、日本市場における情報技術(IT)システムの開発に関する覚書を締結した。
覚書によると、FPTソフトウエアジャパンとJITは航空・非航空分野のITプロジェクトで協力し、技術力強化や事業拡大のための人材交流を図る。人工知能、IoT、クラウドコンピューティング技術を活用し、両社は顧客に提供するITソリューションに新たな価値を創造することを目指す。
今回の提携では、FPTソフトウエアジャパンが専門のプロジェクトチームを結成し、JITに高品質の技術ソリューションを提供する。両社は、JALグループの事業活動においてコストと時間を最適化するソリューションの開発を期待している。
JIT代表取締役社長の小山英之氏によると、同社は2005年からFPTソフトウエアジャパンと協業している。約20年にわたり、FPTはJALグループのためにさまざまな業務システムを開発してきた。
「今回のパートナーシップ提携を通じて、協業できる範囲が大きく拡がり、JALグループのみならず、多くのお客さまの社会課題の解決に向けて、共に歩んでいけることを大変嬉しく感じている。さらにはこの提携がベトナムと日本両国の関係強化や交流促進に微力ながらも貢献できればと期待している。」と小山英之氏は語った。