5月14日、ベトナムの電気自動車メーカーであるビンファスト社は、米国半導体メーカーのナログ・デバイセズ社(ADI)と、電気自動車(EV)およびエネルギー貯蔵システム(ESS)用のバッテリー管理システム(BMS)を開発するための協力協定に調印した。

同協定は、電気自動車の性能、バッテリー寿命、航続距離、充電時間の改善を目指すソリューションを推進することで、クリーンエネルギーエコシステムが直面している主要な課題の解決に貢献することが期待されている。
ADIは、車載用BMSのリーダーとして、世界トップ20の相手先商標製品メーカー(OEM)のうち16社とパートナーシップを確立している。
ADIはまた、業界初のワイヤレスバッテリー管理システム(wBMS)を発表した。この技術は、電気配線をなくし、ワイヤレス信号を使用してバッテリーセルを監視・管理することで、バッテリーシステムの軽量化と製造コストの削減を支援する。さらに、同社は電気駆動システムや先進運転支援システム(ADAS)のイノベーションも進めている。
ADIとの提携により、ビンファスト社は最新のBMSソリューションを利用できることが期待さている。さらに、このパートナーシップは、二酸化炭素排出量を削減し、気候変動を抑えるという世界的な傾向と地域のコミットメントに合致している。