ベトナムのCNCTech社は2018年、北部ビンフック省「バティエン１工業団地」でSMCTech工場を開設、稼働開始した。当初の敷地面積は2500平方メートルだった。半導体装置カバーをはじめ、板金加工や産業用シャーシ製造に特化している。

受注増に対応するため、24年7月に1800億ドン（約11億円）を投じ、当工場の拡張工事を着工した。敷地面積を15,000平方メートルに拡張した。

29日、拡張工事を完了し、落成式を行った。新工場の年間生産能力は約90万台に達する。生産される製品は日本や米国等に輸出される。今後2年でフル稼働に入り、400人に雇用機会を創出する見込みだ。

CNCTech社はベトナム全国に12カ所の生産拠点を構えている。SMCTech工場は同社のビンフック省における5カ所目の生産拠点となる。同社は今後とも、半導体産業や半導体裾野産業をはじめ、ハイテク産業に焦点を当て投資を拡大する計画だ。