製造業ニュース 2024年09月28日10:42

中国ジーリー、北部タイビン省で自動車組立工場を建設 地元タスコと提携

ベトナムの自動車販売大手タスコは、中国の大手自動車メーカー吉利と合弁会社を設立。1億7000万ドルの自動車組立工場を建設する計画だ。

中国ジーリー、北部タイビン省で自動車組立工場を建設 地元タスコと提携

中国の浙江吉利控股集団(ジーリーホールディンググループ)傘下の大手自動車メーカーイーリー(Geely)社とベトナムの自動車販売大手タスコ(Tasco)は、ベトナムでの自動車組立・販売に関する合弁契約を締結した。したがって、タスコグループ傘下のタスコオートはジーリーブランドの自動車の販売を行う。同社は現在、ボルボやLynk & Co.、ジーカー等のブランドの自動車販売事業を手掛けている。

タスコとジーリーは共同でベトナム北部タイビン省ティエンハイ工業団地で自動車組立工場を新設し、ノックダウン(CKD=部品を輸出、現地で組立てる)生産を行う。投資総額は約1億6800万ドルとなり、タスコとジーリーがそれぞれ64%、36%を出資する。第1フェーズには、敷地面積が約30ヘクタールで、年産生産能力が75,000台に達する見込みだ。

当工場で、ジーリーブランドの自動車はもちろん、その兄弟ブランドである「Lynk & Co.」の自動車をも組立てる。2025年上期に着工し、2026年初めに初出荷を迎える計画だ。

両社はまた、部品などサプライチェーン現地化推進および東南アジアにおける自動車研究開発所開設に向け、他の企業との提携を募集する。ティンハイ工業団地で、自動車と運転者を繋ぐ専用スマホの開発技術者を育成する大学を設立することを検討中。

CafeF / Translator: Thùy Trang
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