5月23日から、ベトナム配車アプリのBEグループ(ビーグループ)は「beVinFast」のサービスを開始し、顧客に電気自動車(EV)の体験機会を提供する。
これに先立ち、ベトナムEVメーカーであるビンファスト(VinFast)のEVを使うタクシーレンタカー会社GSM(グリーン・スマート・モビリティ)はハノイやホーチミン市をはじめ大都市で電気タクシーサービスを開始した結果、顧客のEVに対する関心がかなり高まっている。
その背景で、BEグループはビンファストとの提携を進め、従来のサービスである「beCar」、「beTaxi」、「beBike」等に加え、ガソリン車に代わってEV「VF e34」モデルを使用する「beVinFast」という新サービスを導入した。
従来の自動車配車サービス「beCar」と新サービス「beVinFast」を比較すれば、後者の運賃・料金がより高く設定されるものの、その差異は顧客のEV体験に関する意思決定にあまり影響しないと指摘された。
これに先立つ3月21日、BEグループとGSMは配車サービスへの電気自動車・電動バイク導入で投資協力了解覚書(MOU)を締結した。本提携を通じ、BEグループとGSMはベトナムの輸送サービス分野でグリーン革命を促進している。
配車アプリのBEは現在、ベトナム全国で約1000万人のアクティブユーザーを有している。GSMとの提携により、顧客への選択肢を増やし、カスタマーエクスペリエンスも向上できると期待されている。