半導体大手メーカーの米アムコア(=Amkor Technology)は10月末に、ベトナム北部バクニン省にある新工場の試験稼働を行う予定だ。これは同社の世界最大の工場となり、投資総額が16億ドルに達した。

米国に本社を位置するアムコアは1968年に韓国で創立され、現在、韓国や中国、日本、ポルトガル、ベトナム等12カ国で事業運営している。バクニン省工場は同社の世界最大の生産拠点になる。
バクニン省を工場建設地に決定した理由に関し、アムコアのベトナム支社の社長であるキムソンフン氏は、「バクニン省は便利な交通、電気や水道、通信システム等整備された投資環境を有する。特に、人材確保・ハイテク人材育成に必要な条件も備えている。」と述べた。
新工場は9月に建設完了し、10月末に試験稼働を開始する計画だ。
バクニン省党委員会記事のグエンアイントゥアン氏によると、アムコアの新工場が今後同省への新規投資を促進する重要なプロジェクトとなるため、計画通り稼働開始できるように自治体は関連の行政手続きを早急に完了させるという。