トリナ・ソーラー・セル社(中国)はこのほど、タイグエン省工業区管理委員会から、太陽電池モジュールとバッテリーを生産する工場の投資登録証を授与された。
同工場はイエンビン工業団地に位置する。投資総額は4億5,400万米ドル、面積は141,000m2である。5月に着工し、2025年3月に完成・稼動する予定。生産能力は単結晶シリコン棒が1万1,500トン以上/年、単結晶シリコンパネルが5億5,500万枚/年、ソーラーパネルが5億6,000万枚/年となる。
プロジェクトが完成すれば、タイグエン省におけるトリナ・ソーラー・セル社の総生産額は年間27~28億米ドルに達し、4,300人以上の労働者に雇用を創出することになる。
現在、トリナ・ソーラー・セル社は、タイグエン省に投資総額4億7,800万米ドルの2つの工場を有しており、そのうちの1つは、投資総額2億300万米ドルの太陽電池セルと太陽エネルギーモジュールの製造工場であり、もう1つは、投資総額2億7,500万米ドルのシリコン棒と単結晶シリコンパネルの製造工場である。
トリナ・ソーラー・セル社のタイグエン省への投資総額は、3つ目の工場で9億3,200万米ドルに達した。2023年、同社は約12億米ドルの収益を記録し、1,400人の労働者(うち90%はベトナム人)に雇用を提供した。
トリナ・ソーラー・セル社は中国のトリナ・ソーラー(太阳能)に属する。同社は1997年に設立され、主に太陽光発電の分野で事業を展開している。また、中国の製造業トップ500社、世界の太陽光発電業界トップ100社にランクインしている。