1月23日、パナソニック株式会社エレクトリックワークス社(大阪)の現地法人はビンズオン省のVSIP 2工業団地内にある配線器具やブレーカを生産する工場を正式に稼働した。

新工場は2022年に建設が始まり、2023年9月から順次稼働を開始した。工場の床面積は10,491m2、延床面積は27,000m2以上。工場のエネルギー効率を高めるため、太陽光発電設備システムで電力の一部を補うほか、高効率の高いLED照明設備や熱回収換気設備なども設置されている。
同社は新工場だけでなく既存工場の生産ラインの最適化も進め、納期の短縮を図っている。金型製作から組立までの一貫生産工程に最新の生産技術を統合し、2029年まで年間1億5,000万個の生産を目指す。さらに、日本で培った自動化技術の適用も加速しており、2025年までに自動化率が現在の2倍となる見込みだ。
パナソニックEWによると、建設用電気機器事業をグローバルに強化することに注力しており、そのためASEAN地域の重要な国であるベトナムでの生産能力と商品開発体制の強化に取り組んでいる。