これに先立つ9月、チン首相は米国国賓訪問を機に、半導体業界大手NVIDIA(=エヌビディア)の本社を訪問した。
チン首相との会談で、NVIDIAの会長兼CEOはベトナムの半導体・人工知能分野の開発におけるビジョン、インフラ投資および人的資源を高評価。ベトナム拠点設置の計画も表明した。
これまでベトナムに約2億5000万ドルを投資した同社にとって、ベトナムは重要な市場の一つだ。ベトナム拠点は世界中から優秀な人材を引き付け、ベトナムの半導体・人工知能(AI)エコシステムの開発およびデジタル化に貢献けすると期待されている。
一方で、チン首相によると、ベトナムには現在約6000人の半導体エンジニアがいて、2030年まで5万人の質の高い半導体人材を育成する目標だ。NVIDIAのベトナム半導体産業に対する長期的な投資・支援を期待すると発信した。