3日、産業用コネクタの独ハーティング(HARTING)はベトナム北部ハイズオン省「VSIPハイズオン」工業団地に新工場を竣工した。
産業用コネクタの世界大手メーカーであるハーティングはデータ・信号・電力という3つの主要なライフラインに接続端子製品を提供している。現在、ドイツやルーマニア等世界各国に生産拠点14カ所および販売拠点44カ所を構えている。
新工場の落成式にて、同社のCEOは次のように述べた。
「ベトナム工場の開設は東南アジア地域における基盤を構築する一環となる。当社は、ファクトリー・オートメーションや再生可能エネルギー、エネルギー貯蔵、鉄道技術などに関するカスタマイズされたソリューションの提供に取り組んでいる。」
ハイズオン工場は投資総額が数百万ドルで、面積が2500平方メートルとなる。ベトナム国内市場に供給するだけでなく、アジア太平洋地域各国への輸出も行う。
現在、ベトナムで生産される主要製品には電子コネクタおよび産業用データケーブルが含まれる。今後、同社の主要市場に対応するため、運輸、機械、オートメーション分野向けの頑丈な電気コネクタの製造もベトナム工場で展開する計画だ。
東南アジア地域には、ハーティングはシンガポールに本社とロジスティクスセンターを位置している。それに、タイ、フィリピン、インドネシア、ベトナムに営業所を開設している。