12月3日、ファム・ミン・チン首相は、コペンハーゲン・インフラストラクチャー・パートナーズ社(以下、CIP)の取締役であるロバート・ヘルムズ氏とエンタープライズ・エナジー社(以下、EE)の会長であるイアン・ハットン氏と会談した。

CIPは再生可能エネルギーのインフラへの投資を専門としたデンマークの大手投資会社だ。現在、同社は米国、英国、ドイツなどで280億米ドルに相当する50GWを開発・管理しており、2030年までに再生可能エネルギー分野に1100億米ドル以上を投資する計画だ。ベトナムでは、ビントゥアン省のラガン洋上風力発電プロジェクト(3.5GW、総投資予定額105億ドル)など、洋上風力発電プロジェクトの調査・開発を行う合弁会社と02の駐在員事務所を設立している。
一方、EEは海洋天然資源開発とエネルギー開発(石油・ガス、洋上風力発電、陸上風力発電、火力発電を含む)の分野で事業を展開する英国の多業種企業である。ベトナムでは、同社はソシエテ・ジェネラル社(仏)、ヴェスタス社(デンマーク)、ODE社(英)と協力し、ビントゥアン省におけるタンロン風力発電所(Thang Long Wind Complex)を開発している。
会議では、両社のリーダーが洋上風力発電開発と再生可能エネルギーの分野での経験を共有した。同時に、両社は投資プロジェクトを通じて、2050年までに純排出量をゼロにするというベトナムの目標に貢献したいという意向も表明した。
ファム・ミン・チン首相は、再生可能エネルギー、特に洋上風力発電と新エネルギーの分野における両社の経験と能力を高く評価するとともに、両社がベトナムの再生可能エネルギー分野に投資することに対して歓迎を表明した。